東京電力福島第一原子力発電所の原子炉のある建屋からどの程度の放射性物質が大気に放出されているかを調べる調査で、1号機では、原発の敷地境界の地点で許容されている濃度の18倍の放射性セシウムが検出された。
燃料の大半が溶け落ちるメルトダウンが起きたとみられる1号機では、1立方メートル当たり、360ベクレルのセシウム134が検出されました。これは、原発の敷地境界の地点で許容される基準値の18倍の濃度です。炉心に燃料がない4号機でも基準値の7.5倍のセシウム134が検出され、4号機の燃料プールや隣の3号機が放出源とみられています。