2011年5月26日木曜日

福島県いわき市江名港での5月5日測定では、アカモク(海藻)から放射性ヨウ素が基準値の60倍、セシウムが3倍でした(フランス環境団体測定)。 また四倉港のコンブ(5月5日)はヨウ素が50倍、セシウムが4倍

元原子力委員会専門委員武田邦彦 (中部大学)


夏に向かって、魚の汚染が進み、貝、海藻の心配が増えます.また釣り、潮干狩り、サーフィン、海水浴のシーズンになりますが、国を失った民は当面、データがでないから諦めなければならないでしょう。
そのほかにもいくつか、問題点があります。
1)
今回は、データ自身のつじつまは合っていますが、外国の環境団体のもので、信頼性がまだ十分ではないこと、
2)
海ではストロンチウム、プルトニウムが問題だが、まだデータが無いこと、
3)
この汚染がどのぐらい拡がっているかが判らないこと、
4)
海藻の汚染が早く、魚(中型が今から、大型が7月からと予想していましたが)の汚染が少し早まる可能性があること、
5)
基準値は「それだけが汚染されている」という基準だから、「足し算」をしなければならない時には、基準値を10分の1にしなければならないから、すでに100倍ぐらいもあり得る、
ということです。

具体的には、三陸沖、北海道、四国沖、九州沖、沖縄、日本海以外の海産物は買わないほうがよいでしょう。