2011年5月7日土曜日

小学1年生は卒業までに113ミリシーベルト、中学卒業までに164ミリシーベルトを被ばくすることになり ます。例え半分でも、それぞれ、57ミリシーベルトと82ミリシーベルトです。

児童・生徒の被ばく限度についての 申 入 書

山内知也 神戸大学大学院海事科学研究科教授

「環境汚染の主体になっているのはセシウム-137であって、この核種の半減期は30年です。土壌に付着す
る性質が強いので取り除かれない限りその場に留まって放射線を出し続けます。
1年目が20ミリシーベルト であったと仮定します。次年度に同様な過ごし方をさせますと、ほとんど同じ被ばくを受けることになりま
す。相当の作業と努力がなければ同様な被ばくが2年目以降も続きます。
年当りの被ばく量 累積被ばく量
1年目 20.0ミリシーベルト 20.0ミリシーベルト
2年目 19.5ミリシーベルト 39.5ミリシーベルト
3年目 19.1ミリシーベルト 58.6ミリシーベルト
4年目 18.6ミリシーベルト 77.3ミリシーベルト
5年目 18.2ミリシーベルト 95.5ミリシーベルト
6年目 17.8ミリシーベルト 113.4ミリシーベルト:小学校卒業
7年目 17.4ミリシーベルト 130.8ミリシーベルト
8年目 16.6ミリシーベルト 147.8ミリシーベルト
9年目 16.2ミリシーベルト 164.4ミリシーベルト:中学校卒業
10年目 15.9ミリシーベルト 180.6ミリシーベルト

小学1年生は卒業までに113ミリシーベルト、中学卒業までに164ミリシーベルトを被ばくすることになり
ます。例え半分でも、それぞれ、57ミリシーベルトと82ミリシーベルトです。 」