2011年6月8日水曜日

「食品が安全かどうかはミリシーベルトにして判断できます。ベクレルは簡単にミリシーベルトにすることができる。放射性ヨウ素は50で割り、放 射性セシウムは100で割るだけで1年間のミリシーベルトにすぐに概算できます。」

神田外語大学教授 中山幹夫氏のブログより→http://savechild.net/?p=2308

食品が安全かどうかはミリシーベルトにして判断できます。ベクレルは簡単にミリシーベルトにすることができるのです。放射性ヨウ素は50で割り、放 射性セシウムは100で割るだけで1年間のミリシーベルトにすぐに概算できます。なおプルトニウムは4で割ります。例えば一食で放射性セシウムを300ベ クレル食べるなら、セシウムなので100で割って、年間3ミリシーベルト相当になります。この計算は本来、一食のマイクロシーベルトを出す方法なのです が、安全性を考えるためには同じような食生活を1年続けても安全かどうかで判断した方がいいのです。同じ量を1日3食×365日食べると約千倍なので、マ イクロがミリになります。

具体例で使ってみましょう。ヨウ素500ベクレル/kgの肉を200g食べる場合、分量が1kgの2割なので一食100ベクレルです。ヨウ素なので50 で割ると年間2ミリシーベルト相当の食生活ということが分かります。セシウム500ベクレル/kgの野菜を300g食べるなら3割なので150ベクレル、 セシウムなので100で割って年間1.5ミリになります。一食で両方食べるなら合計します。このように各食品のベクレルをミリシーベルトにすれば、次章の 安全基準値を使って自分で判断ができます。これからは自分たちの食べるものの安全性は自分たちで判断するしかないのです。なお内部被爆の健康被害はまだ不 明なことも多いですし、大気や地面からの外部被爆や吸い込んだ粉塵による内部被爆もありますので、大人には心配ない量でも子供の食べ物にはできるだけ気を つけてください。そして子供自身は安心して育つことが大切なので、大変なことですが、できることなら親はそっとさりげなく気を使うようにしてください。