2011年7月5日火曜日

千葉県勝浦産荒茶から2300ベクレル/kgの放射性セシウムが検出

千葉県は1日、勝浦市で収穫された茶葉の荒茶から、国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える2300ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は生産者に出荷自粛を要請した。

 県農林水産部によると、セシウムが検出されたのは5月15〜18日に同市で摘まれた一番茶の生茶葉を乾燥させた荒茶。政府が6月27日に放射性物質の新たな検査体制のルールをつくったのを受け、県が同29〜30日に県内4カ所で実施した検査で判明した。鎌ケ谷市のニンジン、匝瑳市のネギ、館山市のダイコンは不検出だった。

 勝浦市内の茶葉生産者は1業者のみで、2ヘクタールの畑で約400キロの荒茶を生産。検査結果が出るまで出荷を見送っていたため、市場には出回っていないという。


千葉日報ウェブ
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